アート思考が「パートナー&お金&働く」の価値観を変える!

さあ、コーリング・セッションが続いております。

今回もぐいぐいっと、クライアントさんの個性的な世界観を引き出しております!笑

 

前回のセッションでは、パートナーや家族との関係性のテーマを。さらには、その日の夜に早速パートナーさんと「本音の本音」で話し合うタイミングに突入し、数十年の暗黙の想いをお互いに交わすことで、停滞していた何かが動きはじめた様子で。スゴイ!!

 

その後、この方はフリーランスでお仕事をされているのですが、強いお金への心理的抵抗があるため、それを溶解することに。お金を扱うどんな場面で、心の抵抗感が現れるのか?を探し、その思い出されるいくつかの場面の共通項を見ていくことで、その方の「お金に対する価値観」が炙り出されてきます。

 

この方の人生のなかでは、実際、直接的にお金に苦労した経験はありません。むしろとても恵まれた環境にあったにもかかわらず、「自分で稼ぐ」「お金がない」ということに対する、恐怖心が大きく横たわっていました。その影はどこからやってきたのかを紐解いていくと、親にとっては良かれと思っての声がけが、むしろ心理的負担になり、その影が大きな恐怖心へと膨らんでしまっていたのです。同時に、自己肯定感の低さとも結びついて、影がブレーキとなり、仕事をしたいにも関わらず、とてもスケールの大きな仕事をする可能性があるにもかかわらず、自分を小さく留めておこうとしていたのでした。

 

ここまで自覚されたら、次は、お金への価値観とセルフイメージを更新することに。

 

お金とは、流れであること。循環であること。心地がよいものであること。

そして、自分には力があること。自分には価値があること。等身大のままで十分だと知ること。

自分が社会に提供したエネルギーとして、豊かに対価を受け取っていいこと。

これらを自分自身に許すこと。

 

この感覚を沁みこませます。

心にも身体にも。リアリティをもってイメージを膨らませます。

それが、影が溶解したことを確認して、次に、具体的な事業案へと落とし込んでいきます。

イメージを現実化していくためには、実践が何よりです。

 

新しいサービスをまさに検討中だったので、その価格設定を「自分の存在価値」と紐づけします。ここは、とても重要なポイントで、オリジナリティがあり、オンリーワンの事業となれば、相場を意識する必要はありません。アート思考的発想で価格設定は、とにかく、オリジナリティの掘り下げとそのクオリティを上げることによって、価格設定に相場という他人視点は入れません。そして、この価格設定の面白いところは、「自己肯定感」も反映される点です。

こうして、

 

価格=自分の存在価値=社会への提供価値=自己肯定感

 

このすべてが、イコールで軸が通ったとき、その人の働き・仕事は、グッと質が変わります。自信と信頼に溢れ、充足感と安心感のなかで、働くことになります。

その人だからこその魅力的な存在へと昇華されるのです。

 

もちろん、そのあり様は、提供されるお客さまにも伝わるので、相場による価格競争ではなく、魅力で選ばれる仕事へと変化します。

 

つまり、仕事で社会と繋がろうと思ったとき、実は、自分自身の内奥と繋がることこそが、社会で広く深く多くの人と繋がる道なのです。

自分の悦びを知ることは、他者の人の悦びを知ることでもあります。

自分の存在を肯定することは、他者の存在を肯定することでもあります。

 

「人であることの普遍性」と「私だからこその個性」をかけ合わせる。

これが、アート思考でのオンリーワン&オリジナル事業の起こし方。

 

…ということで、その方なりの価格設定を具体的にイメージしてもらうと、当初考えていた価格の倍!笑 うんうん、それでいいと感じます。

ご本人は、「うん、確かにしっくりくる。でも、わぁ~、どうしよう!」とマインドセットには少し時間が必要なご様子でしたが、きっとこの方は、ご自身のベストなタイミングで、覚悟を決め、決心されるでしょう。

 

さあ、これからの事業展開が楽しみです。それは、同時に、この方が等身大の自分自身を肯定して生きていくというプロセスなのですから!